一滴のグレー

元社畜、在宅勤務11年目。好きに生きる。

ITa FES "the band apart 25th anniversary"

the band apart主催、板橋区とTANITA共催のITa FESへ。

発端は彼らの結成20周年企画だった地元板橋区での野外フェス。諸般の事情やコロナ禍を経て5年越しで念願の開催。the band apartの25周年記念フェスとなり、板橋区とTANITAとの共催として2日間開催された。私は2日目に参戦。

ライブの細かいことなどは、別のブログに書くことにしたので興味がある方がいれば、後日そちらを覗いてみてください。
(基本的に長めの記録用です)

音楽偏愛ブログ「その音楽が鳴るなら

1日目は残念ながらずっと雨で、なかなかの過酷さを伴ったらしいが、2日目は青空が広がっていた。天気予報では14時頃に雨マークがついていることが気がかりだったけれど、10時に高島平駅に着いた頃は既にビールが飲みたくなる陽気。夏みたいだった。

最寄り駅に着き、土手まで出ればわかるだろうとあまり地図を見ずに向かった。やはり土手に近づくと、サウンドチェックの様子が漏れ聴こえて、既にもう気分が良かった。

もちろん、ライブを観るためにはチケットが必要で、再入場可能なリストバンドと交換をして中へ入るのだけれど、エントランスの外側にはチケットがなくても利用できる飲食店やTANITAのブースが並ぶ。反対側は土手が広がっていて、フェスに参加しない地域の人たちも楽しんでいるように思えた。

板橋のいっぴんにも選ばれている舟渡ラーメンが出店していて友人が並んだ。慣れた手つきの人生の先輩方がお揃いの赤いキャップを被って、次々に注文をこなしていてとても手際がよかった。

あとから調べたら、舟渡ラーメンは実店舗があるわけではなく袋麺しか販売しておらず、板橋区内のイベント出店時にしか食べられないらしい。レア。友人も美味しかったと言っていたし(彼らの舌は間違いない)、いつかお目にかかれたら袋麺買ってみよう。

前日未明に会場のすぐ近くの河川敷で火災もあり、けが人などは出なかったようで胸なでおろしたものだけれど、冒頭に書いたようにこのフェスは本当に紆余曲折を経ての開催だった。

晴れて夏日だった2日目も、メインのthe band apartのライブが始まると空が暗くなり冷たい風が吹き、大粒の雨と強風をくらい、ここまで来たら、ただでは終わらせないぜ感がすごい。

でもファンだってそれなりにフェスに慣れている人が多いので、それはむしろ「さすが持ってるなぁ」と思えるくらいにはライブがめちゃくちゃかっこいい。もっと荒れろとさえどこかで思ってしまう。

終盤、荒井さん(Gt/Vo)のMCにぐっときていたらステージの奥で稲妻が光り、雷鳴が轟いた。そして本編ラストの曲で最高潮を迎えたとき、空に虹がかかっていた。

こんなことってあるのか。ドラマだなぁ。

神様がPA(音響)も照明もやってくれた。

原さん(Ba)が言った。とても良いフェスでした。諦めずに開催してくれてありがとうございました。簡単なことではないと思うけれど、また開催してくれたら良いなと願っています。この奇跡のような1回目に参加できて本当によかった。

25周年おめでとうございます!