一滴のグレー

元社畜、在宅勤務11年目。好きに生きる。

新しい仕事の準備

ここ3ヶ月ほど、焦りを感じながら過ごしていた。それが少し落ち着いた。新しい仕事の可能性が見えてきたので。

現在の生活基盤になっているのは在宅勤務(正社員)の仕事で、もう10年以上。コロナで浸透したリモートワークだが、そんなことは関係なく最初から今のスタイル。IT系でインフラ側の構築業務に特化した、小さな会社。繋いでくれた前職の同僚にとても感謝しているし、うちのボスには頭が上がらない。

エンジニアでもない、営業らしい営業でもない、営業事務のような、エンジニアアシスタントみたいなことをしている。自分以外はエンジニアで、表向きは営業職だが新規開拓は基本的にないので、新卒当時に体育会系の営業を経験した身としては、今が営業職だとは言い難い。既存クライアントの窓口とか、ドキュメント作成とか、プロジェクト初期段階の調整とか、見積・請求対応とか、細々したことをまるっと。打ち合わせも時々参加する。まぁでも、内勤営業か。

とは言え、日中の拘束時間が少ない日の方が多いので、副業も5〜6年前からやるようになり、昨年までの4年は個人事業主として他の仕事も並行していた。そっちは完全に畑違いの、マーケティングとかデザインとか、オンラインサービスの運営。完全に副業のほうが忙しかった。

単純に仕事が忙しかっただけではなく色々とストレスもあったので、そこを離れてからしばらくは副業を探す気にもなれなかったのだけれど、ちょうど1年が経った頃、急に将来のへの不安と焦りが出てきて仕事を探し出した。それが今年の始め。

長らく、知人繋がりの仕事しかしていなかったし、勝手が分からなかった。なかなか思うようにいかず、実は詐欺のようなものに遭いかけたりもした。それも乗り越えての、今。令和の在宅ワークの現実を知った。

今回の結果で、ようやく次のステップに進めそうな兆し。嬉しい。嬉しくて、選考結果の電話を切ったあと、ストックを切らしていたビールを買いに行った。その夜は、関西の友人が電話越しに乾杯しようと言ってくれたので、深い時間まで呑んだ。

新しい仕事は業務委託で請け負うし、常に仕事をもらえる訳ではないと踏んでいる。それでも、副業であろうと望んだ結果が出ない時間の渦に居続けるのは、思った以上に疲弊するし、焦りばかりが募り、もっと条件を下げなければいけないのかと思うようになり、どんどん自信が奪われていく。職探しは、いつの時代もしんどい。そのしんどい状況から解放され、メンタルがとても楽になった。

先日「ラブジェネレーション」がTVerで配信されており当時好きだったので観たけれど、ヒロインの理子がちょっとした恋愛のいざこざで、突然、恵まれた環境の仕事を辞めていて時代を感じてしまった。観ていた時は学生だし何も思わなかったのもあるだろうけれど、当時はすぐに次の仕事が見つかったんだろうなぁ。

この週末から、しばらくはその環境づくりとトレーニング。すっかり放置していた少し前のMacbookをメインPCにするので、がっつりメンテナンスした。よほどでなければもう出番はないだろうと思っていたが、メンテナンスしたらまだ余裕で動いてくれた。誰かにあげたりしなくてよかった。

うまく仕事が繋がり、未来が明るくなるといいな。