一滴のグレー

元社畜、在宅勤務11年目。好きに生きる。

最新iOSのiPhoneSIMを古いiOSのiPhoneに入れて使う

前記事の通り、iPhoneXSが壊れたので以前使用していたiPhone7にSIMを入れて一時的に使うことにした。

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今回のことで少し手間取っていしまった原因は、iOSが違うiPhone7がiOS16に対応していなかった、ということ。同じバージョンのiOSが入るiPhone同士であれば、何も問題がなかったはず。代替え機の世代が古すぎた。

まずは経緯を振り返って、その後にセットアップのこと。以下、長くなるので目次以降は隠しておきます。参考にしたい人だけ見ていただければ。

 

現象発生からApple Storeへの持ち込みまで

iPhoneXSのiOSをアップデート

元々iOS16.3.xだったと思う。それを最新のiOS16.4.1にアップデート開始。インストールは自動ではなく、手動。

ブラックアウト

いつも通り放置して待っていたら何も表示されないままブラックアウトしていたので、おかしいなと思って電源ボタンとか押した気がする。

リカバリモード

リカバリモードになった。初めまして。強制再起動のつもりで自分でこのモードにしたのか、自動でなったのかは覚えていない。調べるとアップデート中にリカバリモードになる、という不具合は少なくないらしい。

Macに繋ぐ

リカバリモード=PCに繋ぐ、ことなのでMacに接続。ここで要注意なのが、ハブ等をかまさずに直接ケーブルをポートに挿せよってことです。私は普段家で使用しているLightningケーブルがUSB Aだし、SDカードもよく使用するのでいつもUSBハブを挿してある。自分のMacにはType-Cのポートしかないので。それを使わないでってこと。

support.apple.com

外出用にType-CのLightningケーブルは持ってるので挿せましたけど。挿せましたけど…!って感じ。Appleも今最新の付属ケーブルはType-Cだけど…こんなことを言うならもう本当にiPhoneのLightningやめてほしいなって思ってしまう。頼みます、そろそろ本当に。

リカバリモードでアップデートは正常にできる

まず、「アップデート」か「初期化」のどちらかを選択することになる。そりゃできればデータが消えずに元通りが望ましいので何度かアップデートを試した。8割の確率でアップデートは成功する。成功するものの、最後のメッセージで「アップデートできたから再起動するよ、再起動後は認識されるはず」みたいなダイアログが出てそのまま待つけれど、その先がうんともすんとも言わない。Macのサイドバーにはデバイスを認識している表示が出ているので、アップデートはできてるんだろうけれども。この辺で自分の頭にもうっすらディスプレイ故障の可能性が過ぎる。

リカバリモードで初期化もしてみたが失敗

初期化は1回くらいしか試さなかったけれど(ここまできたらAppleでやってもらおうと思っていたので)、失敗した。「初期化できませんでした」みたいなのが出た記憶。これはちょっと怖くて何度もできなかった。

Apple Store

この先は前記事で書いた通り。やはりディスプレイの故障だった。修理費用は36,000円くらいだったと思う。この筐体は過去に何度かブラックアウトしたことがあったので、もし同じような現象が起こるなら、早めにAppleに相談した方が良いと思う。Apple Care期間中ならもう少し安く修理できるのかもしれない。丸っと新品と交換してくれることもあるので。

 

iPhone7をセットアップ

iPhone7のiOSアップデート

もちろん放置していたiPhone7だから古いiOS。まずはiOSをアップデートする。が、iOSのサポートが終了しているのでiOS15までしか入らない。一応アップデートしたけれど。

SIMを入れる(未リセット)

Apple IDは共通なので、自分がiCloudにバックアップしているものは何もせずに同期された。これは本当にやっておいてよかった。ちなみに画像データは膨大すぎるので、Amazon Photoに自動バックアップするようにしている。Prime会員の人はみんなやった方がいいと思う。

LINEのトークは復元できず

LINEのトークもバックアップ対象だったけれど、これはアウト。LINEも古いバージョンだと復元ができないらしい。これは想定外だったなぁ。直近のトークiPadでも見れるしそれほどダメージはないのだけれど、iPadやPCのトークはバックアップができない(あくまでサブということらしい)ので、これはちょっと残念。メールアドレスでログインしてアカウントは問題なく使えるけれど、トークはまっさら。もし新しいiPhoneになった時に復元できるなら、XSの方のトークを復元してもいいかなぁと思ったりしている。可能なら、の話だけれど。ひとまず、iPad側のトークはtxtで出力しておいた。

うっかりリセット、復元できず焦る

他はアプリ単体の設定だしな、と思っていたからこのままでもいいかも?と思ったけれど、メールの設定がちょっと面倒だった。キャリアメールだけじゃなく他にもいくつかアカウントの設定をしていたので。なのでつい出来心で「すべてのコンテンツをリセット」してしまい、iCloudからバックアップを復元しようとして、ここでiOSバージョンの壁があることに気づく。

Apple IDは共通で、書類データこそiCloudに入れておこう…!

そこから少し焦り、初期設定をする前にAppleのチャットに繋いで確認し、Apple IDが共通なら同期されると教えてもらう。何よりも書類データが同期されなかったらどうしよう…!でもiCloudにはあるし、取り出せるのか?と焦ってしまい聞いたのでした。結局復元はせずに新規セットアップと同じ作業。メモや書類データ等、iCloudにあるものはすぐに同期された。メールは再度全アカウントを設定し直した。

古いiPhoneに復元するパターンはイレギュラーだと思うので、ほとんどの人が関係のない話だと思うけれど、もし同じようなことをする場合は、とにかくiOSに気をつけようということ。サブ機があって、備えをしておくということなら、バージョンはなるべく合わせた方がいいかもしれないですね。

あとやっぱりLINEやinstagram等のSNSツールは他端末でもログインしておいた方が困らない。メインの連絡ツールであるならば。

補足:モバイルSuicaの引き継ぎ

環境再セットアップにあたって、アプリ単位で初めて知ったのは、Walletのこと。以前の機種で登録しているWalletから登録しているクレジットカードやSuicaを削除しないと新しい機種で登録できない。今回のように登録済みのiPhoneが壊れていても、Apple IDが共通なら別の機種から削除ができる。

自分のApple IDに紐づく端末リストから引き継ぎ元のiPhoneを選択し、その中のWallet情報を削除する。その後に引き継ぎたいiPhoneでWalletを開くと、引き継ぎ可能なWalletの情報が表示されるので、登録する。

この時、ただのSuicaであればすぐ引き継げるのだが、私の場合、クレジットカードとSuicaが一緒になっているものを登録していたので、その引き継ぎに時間がかかった。おそらくクレジット会社が絡むからだと思われるけれど、リストから選択しようとすると「現在登録できません。24時間以内に登録可能になります」のような文言が表示される。今朝思い出して開いてみると無事引き継げた。